今回の旅のメインとなる全長55KmのLaugavegur Trail(ラウガヴェグル・トレイル)」を歩ききったあとは、レンタカーで観光名所を巡りました。今回は主にアイスランド南部を巡りました。
ゴールデンサークル
ゴールデンサークルは、アイスランド南西部に位置する人気の観光ルートで、首都レイキャビクから日帰りで訪れることができます。主要な見どころには、シンクヴェトリル国立公園、間欠泉ゲイシール、そして滝グルフォスが含まれています。私たちはレイキャビックから車を借りて、途中の街でスーパーに寄ってランチと夕食等を購入してから向かいました。
間欠泉ゲイシール (Geysir)
ゲイシール(Geysir)は、世界で最も有名な間欠泉の一つで、その名前は英語の「geyser(間欠泉)」の語源となっています。この地域には多くの間欠泉があり、その中でも特に活発なのが「ストロックル(Strokkur)」です。
ストロックルは約5〜10分ごとに熱水を噴き上げ、噴出の高さは20メートルから30メートルに達します。この壮大な光景は見る者を圧倒し、その瞬間をカメラに収めるために多くの観光客が訪れます。また、ゲイシール地域全体には温泉や熱泥池も点在しており、地熱活動の驚異を間近で感じることができます。
以前、私が訪れた時もすでに駐車場を探すのに苦労したのを覚えているけど、今回はそれ以上でした。アイスランドにこんなに人がいるのかっていうくらい、たくさんの人が間欠泉を囲んでおり、びっくりしました。
滝グルフォス (Gullfoss)
グルフォスは「黄金の滝」を意味し、その名の通り、太陽の光が水しぶきに反射して黄金色に輝く様子が見られることから名付けられました。この滝はアイスランドでも最大級の滝であり、二段にわたる豪快な水の流れが特徴です。
グルフォスの迫力ある水流は、平均して毎秒約140立方メートルの水を運び、夏にはその量がさらに増加します。滝の近くには展望デッキがあり、そこから滝の全景を眺めることができます。また、滝の周囲には遊歩道が整備されており、様々な角度からその壮大さを楽しむことができます。冬には、滝が部分的に凍結し、また違った美しい景観を見せてくれます。
大きすぎて、写真では全く伝わらない。。。風向きによっては舞い上げられた水が雨の用に降り注ぐので、全身雨具に身を包んだ方が安心です。
アイスランド南部
アイスランド南部はゴールデンサークルからまた主要道路に戻り、その先にあるので、ここにも多くの観光客が訪れています。その劇的な風景と豊かな自然を求めて、私も3度目ですが訪れました。
Vik(ヴィーク)
ヴィークは、アイスランド南部の小さな村で、アイスランドで最も美しい海岸線の一つとされるブラックサンドビーチで有名です。このビーチは、火山性の黒い砂と荒々しい大西洋の波が織りなす独特の景観で、たくさんの方が素敵な背景や波と写真を撮影していました。
レイニスフィヤラ(Reynisfjara)ビーチ: ブラックサンドビーチはその名の通り、黒い砂で覆われた美しい海岸です。ビーチ沿いには玄武岩の柱が並び、特に「レイニスドランガル(Reynisdrangar)」と呼ばれる奇岩群が有名です。これらの奇岩は、伝説によれば夜間に船を攻撃しようとしたトロールが日光を浴びて石になったものと言われています。
キラーウェーブ(殺人波):このビーチは美しい景観とは裏腹に死者も多数出ている危険な場所です。急に水が深くなる地形であることに加え、突如巨大な波が発生することもあるそうで、「波に背を向けるな!」という注意書きがあります。そのため、ハザードランプが設置されているので、海に近づく前に必ず確認してください。
Seljalandsfoss(セリャランズフォス)
セリャランズフォスは、アイスランドの滝の中でも特にユニークです。この滝は約60メートルの高さから水が落ち、その背後を歩いて通り抜けることができることで有名です。これは他の滝ではなかなか体験できない特別な魅力なので、子供たちも大喜び!
滝の背後を歩く体験: 滝の裏側に歩道が整備されており、ここを歩くことで滝の内側から外の景色を眺めることができます。特に夏には緑に囲まれた滝とその裏側から見える風景が絶景を作り出します。
周辺の滝: セリャランズフォスの500M進んだ先に「グリューブラブイ(Gljúfrabúi)」という隠れた滝もあり、岩の間を抜けて滝の基部にたどり着くアドベンチャーを楽しむことができます。
SeljalandsfossもGljúfrabúiもどちらも水飛沫でかなり濡れることが想定されるので、全身の防水対策は万全にしておくことをおすすめします。