お菓子作りは大好きだけど、それよりもっと好きなことはそれを食べること。
だけど夫が、私の体調不良の原因がグルテンからくる可能性があることを突き止めてからは
大好きなお菓子もなるべく我慢していました。
が、やっぱり食べるのも作るのもやめられないので、今ではいろいろ工夫しています。
どうしてグルテンフリーを始めたのか
何よりもアトピーやアレルギー、それから謎の体調不良を改善したいのが一番の目的。
夫がいろいろ調べてくれて、どうやらグルテンが悪さをしてるのではないかという結論にたどり着きました。
最近ではよく聞くようになったリーキーガットなのではないかと言い出したのも夫です。
彼には感謝しないといけないですね。
アトピー性皮膚炎の改善
パンや粉ものが大好きなのですが、もしかしたらそのグルテンがアトピーに影響してるのかもというのが
グルテンフリーを始めたのがきっかけです。
私のアトピーは赤ちゃんの時からです。おなかの中ですでに掻いていたのか、ひっかき傷だらけで生まれたそうです。
子供の時は医者や周りの人に「大人になれば治るよ」って言われ続け、その言葉を励みにしてきました。
が、気づけば30代。全然治ってないしーーーー。
むしろ子供の時は腕やひざの裏の折れる部分などがメインだったのが、
大人になってからは指や唇の上など広がってしまった状態。
さらに言えば一度症状が出るとなかなか治らないから、きつい。
妊娠中や授乳中はステロイドも使えず、耐えるのみ。
そんな肌の調子を整えたくてグルテンフリーに挑戦したのが始まりです。
アレルギー症状の改善
さらに私はものすごいアレルギー持ちです。
アレルギー反応が資産なら億万長者です。
血液検査で「通常の7000倍反応してます!」ってお医者さんに興奮気味に言われました。(全然うれしくないし)
というわけで、あわよくばグルテンフリーをすることで少しは改善されることを期待しています。
(というか、頑張ってグルテン取らないようにしてるんだから、少しは報われてほしいのが本音)
謎の体調不良の改善
ある食事の後に運動すると体調が悪くなることがよくありました。
急激に体調が悪化して、階段が降りられず這って家族に助けを求め、救急に運ばれたこともあるくらいです。
その食事はみんな大好き、『イタリアン』です。
下記の症状が急に出て、
- 腹痛
- 気持ち悪さ
- 冷や汗
- 吐き気
- じんましん
- 呼吸が苦しいなど
ある一定期間苦しんだら何事もなかったかの様に元に戻ります。
共通していることは、
- イタリアン(主にパスタやピザなど)を食べ、
その直後に
- 会議に遅れそうだったのでオフィスまで軽く走って戻った
- 気分転換にちょっと踊った
- レストランから家まで自転車で帰った
など、軽い運動をしていることだけです。
素人判断ですが、運動誘発アナフィラキシーではないかと思っています。
日常でよく行っている軽い動作(運動なんてそこまで激しく動いていない)で
いきなり出てしまうので、未然に防ぐためにグルテンは極力摂取しないようにしています。
ドイツでどうやってグルテンフリーを行うのか
グルテンフリー食材を探す
ドイツはグルテンフリーにもヴィーガンやベジタリアン同様に理解があるように思います。
レストランやケーキ屋さんでグルテンフリー
レストランではメニューにすでに書いてあるか、聞けば教えてくれます。
最近ではケーキ屋さんでも1つ2つグルテンフリーのケーキが用意されていることもありますので、
店員さんに聞いてみるといいと思います。
スーパーマーケットでグルテンフリー
スーパーやドラックストアでもグルテンフリーの食材がおいてありますね。
グルテンフリーの食品に特化したメーカーから直接取り寄せることも可能です。
有名なのはこちら:
自宅近くのRewe(スーパーマーケット)ではプライベートブランドのグルテンフリー食材や粉も豊富に扱っています。
REWE frei vonというシリーズで、PBなので上記のメーカー品よりも割安です。
ドラックストアでグルテンフリー
最近はドラックストアでも食材が買えるようになり便利になりましたね。
しかもグルテンフリー食材までもが♪
さらにオンライン注文も可能なので、車のない我が家は本当に助かる!
グルテンフリー粉に置き換える
お菓子づくりをする時は主に薄力粉や強力粉はグルテンフリー粉に置き換えています。
もちろん上記で紹介したグルテンフリーを扱うメーカーの粉なんかが使いやすいですが、
一番のお気に入りは米粉です。
試行錯誤は必要ですが、もちもちになるし、美味しいし、ちょっと健康的な感じもするしおすすめです。
米粉はアジアンショップで手に入ります。ベルリンにはたくさんのアジアンマーケットがあるので便利です。
Reismehlというのが米粉です。400グラムで1ユーロちょっとです。
Klebereisだともち米という意味になるので、使い分けてくださいね。
- いつも購入している米粉(Reismehl)
あとはきな粉、片栗粉、おから、など色々と使い分けています。
結果:体調は改善した?
アトピーやアレルギーの原因は私の場合、
ハウスダスト、ダニ、花粉、ストレス、家事、水仕事、動物、草花、薬など様々な要因があるので、
グルテンフリーを実行したからといって完治したとは言えないのが事実です。
ですが、何も考えずに食事をしていた時よりは随分良くなったと思います。
そして何よりも食事の後に運動をしても謎の体調不良を起こす回数が確実に減りました。
夫は朝食にグルテンを摂らなくなってから午前の集中力があがったそうです。
最後に
ドイツの主食はパンです。しかもドイツのパンは本当においしい!
バターを塗るだけで何枚も食べられるおいしさです。
ベルリン発祥のケバブもあるし、ヨーロッパを旅行すればご当地の美味しい粉ものがたくさんある。
グルテンフリーを貫き通すのは辛いと感じることもあるというのが正直なところです。
ですが、健康には変えられないので極力グルテンフリーを心がけています。
グルテンフリーだということに気づかれない、作って楽しい、食べて美味しいレシピをシェアしていけたらなと思っています。