ハイキングの予定があったので、この日は夜明け前に起床です。
レイクテカポの近くにいるのできっと満点の星空が見れると期待して、真夏とはいえまだまだ朝方は冷え込むのでブルブルしながら外に出てみると、カメラだと限界がありますが都会にいると見られない、こんな星空が広がっています。
が、、、寒いのでそそくさと退散です。
ちなみにここのキャンプ上には昨夜も暗くなってから到着した上に、本日も夜明け前に出発したので一体全体どんなキャンプ場なのか今でも不明のままです。川辺にいるのはなんとなくわかるのですが、ちょっとしたアドベンチャーです。
では久しぶりのハイキングに出発!
ニュージーランド最高峰のアオラキ/マウント・クック(標高3724m)や氷河などが見られるコースなのでワクワクです。
軽めの3~4時間ほどの展望デッキを目指すコースをチョイス。
Kea Point Truck/ケア ポイント トラック & Sealy Tarns Trcuk/セアリー ターンズ トラック
駐車場に車を停めて身支度を整えて、まずはKea Pointを目指します。目指すSealy Tarns TruckはKea Point Truckの道を途中から分岐することになります。
しばらくは緩やかな道をひたすら進んで行くのですが、分岐したあたりからほぼ急坂になり、階段が続きます。
- ただただ急な階段。
登っても登っても階段。しばらく無言で階段を登り続けます。正直、そろそろうんざり。
- 写真から伝わるこのイライラ。こういう写真はしんどくても撮り逃がさない夫。やめてほしい。(笑)
そして階段を登りきっても到着する気配がないまま、さらに進みます。
なんだか岩も大きくなってきたし様子が変です。
すでに2時間以上歩いてるし。。。
そしてここで気づきます。
なんと目的地のSealy Tarns Truckはとっくに通過していて、Mueller Hut/ミュラーハットへと続いているトラックを進んでいました。
ガイドブックによると「往復8時間位でかなり健脚向き」とのことでしたが階段ばかりしか登ってこなかったし、本来の目的地も気づかずに通過してしまったことでゴールした達成感も味わっていなかったので、思い切って行ってみることにしました。
Mueller Hut/ミュラーハット
こんな道を進んだり岩を超えたり登ったりしながらなんとかMueller Hutが見えて来ました。
小屋に到着した喜びよりもその向かい側にある景色が圧巻です。
時折氷河の崩れ落ちる音が聞こえて来たり、その落ちていく氷河を見ることができます。近い様に見えて実際に向こう側はかなり遠いので、氷河が落ちる音がこちら側に到達している頃にはすでに氷河の崩落が始まっています。なので目を離さずにあちこちの氷河を見えておくことをおすすめします。
しばらくぼーっとこの景色を眺めてから下山しました。8時間位の道のりを覚悟していましたが、結果6時間半で戻ることができてラッキーです。もともと下りは得意(みんなそうか!笑)なのですが、あんなにうっとおしく思っていた大量の階段のおかげでスムーズに戻ってくることができました。
下山後はお気に入りの湖でゆっくり過ごします。
- 安定のホーム感♪
NZ小話:運ばれる家
この日は早朝から移動していたこともあり道はいつも以上に空いていました。そもそも都市でなければ前方に車が見えることも珍しい道ばかりを走っていたのですが、この日は早朝にも関わらずなぜか前方に渋滞を発見。渋滞の最後尾に到達した時、私が想像していた渋滞とは違っています。
この渋滞の正体はとにかく大きい何かを運んでいるトラックと、その後ろをフラフラ走っている一台の乗用車です。
最初は後ろの乗用車が前方のトラックを抜かそうとするために右に左にハンドルを切り、追い越すタイミングを見計らっているのだとばかり思っていたのですがどうも違うみたいです。
前方のトラックが運んでいるものが判明したのですが、なんとトラックの荷台に載せられているのは家です。
そう、おうちが一棟。うそでしょ!?家ってまるごとトラックの荷台に載せて運べるものなんですか!?
- 絶妙なバランスです。ちょっと左右にずれたらと思うと。。。
信じられないので、もう少し様子を見ることに。(実際は追い越すこともできないので、後ろをノロノロ走行するしかできない・・・)
何度見てもやっぱり家ですね。しかも後ろの車はどうやらお仲間のようです。ご丁寧に「HOUSE AHEAD」の看板も掲げてくれているではありませんか。
ということはあの巨大な荷物は間違いなく家ってことで。。。(何度目!?笑 それくらい信じられないんです)初めて見る光景にしばらく頭の整理が追いつかない状態です。
後方の乗用車がフラフラしていた理由は橋を渡るサポートをしていたみたいです。家が橋よりも幅広だったので、橋の欄干にぶつからないようにトラックの荷台が家ごと上がっていきます。それを後方から確認しながら「あと何センチあげて!」「はい!右側OK!」って感じでお伝えしていたみたいです。
橋を通過したあたりで、後ろの我々に気づき追い越していいよと合図してくださいました。きっと「HOUSE AHEAD」の看板の乗用車がトラックに伝達したのだと思います。Thanks!
早朝の人通りのほぼない時間だったから行われていたのでしょう。こんな大掛かりかつ大胆なお引越しが見られてなんともラッキーです♪
【Day 14】
Stay@Lake Wardel Campsite
朝:青汁、パン@車で移動中に
昼:コーンフレーク@White Horse Hill Campsite(トレッキング後の駐車場)
夜:パプリカのサラダ、ビーフン炒め、アスパラとトマト、フォー、