白夜でのキャンプ泊 幼児の睡眠編 

アイスランドは北極圏に近く、夕方になっても太陽が沈まず、夜通し明るい状態が続く白夜があります。 アイスランドでは5月下旬から8月初旬までが白夜のシーズンで、ピークは夏至の日(6月21日前後)なので、我々がアイスランドに滞在した6月後半はまさに白夜ど真ん中。しかも宿泊は遮光が難しいテント泊。

こんな状況で、6歳と4歳の息子たちの睡眠を睡眠コンサルタントとしてどうしたのか、ご紹介します。

体内時計は修正しない

アイスランドとドイツは2時間の時差があります。あえてこの時差に合わせることはせず、常にドイツ時間で生活していきました。

理由は以下の通りです。

  • 白夜のため、暗くなる時間帯がない
  • ハイキングの際、早朝に出発したい
  • 帰国後、すぐに幼稚園が再開するから
  • 修正する理由がない

本来であれば、アイスランドの時間に合わせて生活するべきかなとも思うのですが、そもそも暗くならない夏のアイスランド。テント泊の私たちにとって、暗くならないのであれば何時に寝ても一緒でした。また、未就学児二人を連れてのハイキングは、大人の足で歩くよりも長くかかります。テントを建てる際、条件のいい場所に設置するには、みんなと同じ時間に出発していては到着も最後になってしまいます。なので、子供たちの体内時計を変えず、ドイツにいる時と同じ起床時間を維持しました。このおかげで他のキャンパーより2時間早く出発することができます。

もう一つ、時差を修正したくなかった理由は、日曜日に帰国・月曜日からまた幼稚園に通う予定でした。なので、ドイツにいる時の生活リズムを変えることはしたくありませんでした。

9日間ともテント泊だったので、朝早い分にはなんの問題もなく、むしろ観光地に行く際も一番乗り

白夜対策

赤ちゃんや幼児さんの睡眠に欠かせない、よく眠れるための「睡眠環境」。普段はクライアントさんにも口うるさく「遮光!遮光!」言っている私としては、テント泊って何一つ整っていないので、毎回ちょっとモヤモヤします。

我が家のテントは黄色く、軽量タイプなので遮光要素はゼロ。外が明るければ、テント内も同じくらい明るいです。ですが、今回はこのテントを担いで移動していたので、重量も荷物のスペースも限られており、何もできず。。。

ですが、毎日15Km前後を歩いた子供達。さすがのしっかりエネルギーを消費してくれていたのか、明るくてもすんなり眠ってくれました。

普段はそれぞれ自分の部屋で、自分のベッドで寝ていますが、この時は添い寝。4人で川の字になって寝ることになり、以前のキャンプの際には修学旅行の夜かの様なはしゃぎっぷりでした。今回はハイキングをしていない日はパワーが残っていたのか、なかなか寝付けない日もあったけど、「この環境だから仕方ない」という夫も私もその心構えでいたので、それほどストレスにはなりませんでした。

大人もすることがなくほとんど毎回、一緒に寝落ち。子供たちと同じ時間に寝た夫は12時間近く爆睡してたのに対し、私はどうしても夜中ごろの目覚めてしまい、睡眠環境の大切さを強く実感しました。