まだまだロックダウンも続いているのですが天気もいいし、人が少なさそうな地域でハイキングを楽しんでいます。
3歳の長男は自分で歩いてもらう必要があるので、子供でも歩きやすいコースをいつも選んでいます。(夫が!笑)
今回はドイツの中でもかなり南にある滝と、スキー場横のハイキングコースの2箇所を目指します。
どのくらい南かというと、もうほぼオーストリアとの国境付近です。直線距離だと国境まで10kmもありません。
海を隔てずに隣国に行けるところをみるとヨーロッパは陸続きなんだなと改めて感じます。日本にいると味わえない感覚です。
Josefsthaler Wasserfällen/ヨーゼフスターラー ワッサーフェッレン
Josefsthaler Wasserfällen というのは、ヨーゼフ谷の滝(複数形)という意味です。
その名の通り、Josefsthal/ヨーゼフスタールの町から徒歩数分でハイキングコースのスタート地点に辿り着きます。
15分の短めコースから4時間位の様々なコースがJosefsthal(ヨーゼフ谷)の町を出発して、Schliersee(シュリアー湖)を通過して、Josefsthaler Wasserfällen(滝)とStockeralm(高原)へと続きます。
我が家のここでの目的は滝を見ることだったので一番大きな滝がある往復15分(大人の足で)の小さな子供連れでも安心できる超初心者向けのハイキングコースを進みました。
まずはJosefsthalを流れている川を渡ります。橋には「Wasserfall(滝)」の看板がありわかりやすい。
橋を渡るとすぐに道が二手に分かれます。我々の目指す一番大きな滝はここを右に曲がります。
少し長めのハイキングへ向かう人はそのまま直進します。
ほんの少し進むと森になり、すでに滝の音が聞こえて来ます。あと少しです。
柵などはないので落ちないように注意が必要ですが、3歳ともなるとちゃんと危険を理解してくれているのでちゃんと道の真ん中を歩きながらスイスイ進んで行きます。
スムーズに歩き続けられれば子供の足でも10分かからずに、あっという間に到着です。
ずっと均された道なので岩場を登ったりすることもありませんが、
滝壺近くまで行きたいい場合は最後だけ岩場や木の根っこのガタガタを乗り越えて行きます。
帰路は往路と同じルートを戻ります。
天気がいい日はこの滝に打たれる強者もいるそうですが、この日はまだまだ寒かったので手で触るだけにしておきました。
とっても冷たい水だったので、私は真夏日でも足だけしか入らないと思います。
Stümpflingbahn/シュトゥンフリング バーン
Spitzingsee/シュピッツィング湖周辺ってどんなとこ?
Josefsthalから車で10分ちょっと移動して、次はSpitzingsee/シュピッツィング湖まで移動しました。
Spitzingsee/シュピッツィング湖周辺はハイキングからクライミング、スキー、はたまたのんびりするのにうってつけの地域です。
標高1100mから1800m程で、ロープウェイ(スキーリスト?)も湖周辺にいくつかあり山登りはちょっと苦手だけど景色は楽しみたい人や子供連れにもおすすめです。
ハイキングスタート!
今回はStümpflingbahn/シュトゥンフリング バーンという4人乗りのロープウェイがある駐車場から出発して、片道2,6km先の頂上でお弁当を食べる予定で出発です。
湖周辺の駐車場に停めたのですが、有料なので駐車券を購入してダッシュボードの見えるところに置いておく必要があります。
リフトは休業中だったのですが、まだ雪が残っていたので多くの人がスキーを履いてゲレンデを登って行きます。たくましい~!
冬季はスキーゲレンデになるのですが、比較的子供向けの緩やかなコースもあるので冬には家族スキーに訪れたいです。
我々はゲレンデではなく、リフト横の道からスタートです。
なんとなくゲレンデの横に空高く積まれている雪を見て予感していたのですが、なんとまだハイキングコースにも積雪が・・・。
これは予想外でトレッキングシューズを履いている私達夫婦はなんとかなったのですが、息子の運動靴は濡れる予感しかしません。
幸い日差しはとても暖かいので、雪山でも半袖で十分です。むしろそれでも暑いくらい。
家族4人分の上着がかさばるぜぃ!
太陽があたっている箇所は雪も溶けていて、歩きやすい!と思っているのもつかの間、すぐにまたネチョネチョとした溶けかかった雪が地面を覆っている箇所が続き、なんとも歩きにくい。
積雪部分はパワー自慢の長男もスタミナを奪われるらしく、弱音を連発。手をつないで引っ張る私も結構重労働。
しかも上着にお弁当に水にお菓子とかさ、地味に重い。
傾斜22度の難関は大人でもきつく感じられますが、何よりも登り続ける為にいかに3歳児のモチベーションを保たせるか、それが一番大変でした。
とにかくおだてて、褒めて、よいしょして。。。(笑)なんとか進みます。
一時間位登ったところでお腹も空いたので、まだまだ頂上までは1km以上ありそうですが途中でランチ休憩です。
ハイキングコースは座れそうな部分はほぼ雪まみれだったので、少しぬけてゲレンデの横の芝生でお弁当を広げます。
お腹がいっぱいになったところで、下山を決意。
3歳の長男には最後まで自力で歩いてもらいたかったので、彼の残りの体力を考慮して今回の登頂は諦めました。
おかげで最後まで大きなぐずりもなく、無事に車まで戻ることができました。
いや~疲れた!けど、とっても楽しかったです。
次回ハイキングへの改良点・覚書
これまでも2~3kmほどのショートコースはよく訪れていたのですが、いつも平坦もしくは緩やかな傾斜しかない場合は殆どでした。今回の様に少しレベルアップした登山の様なハイキングを子どもたちとするのは初めてだったので、あってよかった持ち物や次回の改善提案をまとめました。
あってよかったもの
子供の着替え1式+替えの靴
いつも車には息子たちの着替えを最低1式は積んでいるのですが、今回も本当にそれに救われました。長男は面白がって何度も雪に突っ込むので下着までビショビショの上、登りだしの時に懸念していた通り、靴も靴下もびっしょり。着替え+替えの靴はこれからも我が家の車に装備され続けます。
クーラーボックス(発泡スチロールの箱)
冷凍食品を購入した時のためにいつも車に積んでいて、今回出発前に降ろし忘れていたのですが、あると便利です。ハイキング中に駐車場に停めてある車の中の気温は上昇するので、車に置いていった食材や水はクーラーボックスに入れて行きました。おかげで戻ってきても車内に置いておいた水がぬるくなっていることもなく助かりました。
今回のハイキングから学んだこと
おむつを忘れるな!
赤ちゃんを育てている方なら当たり前って思う事なんですが。。。たまにやってしまうんですよね。
次男のおむつを車には積んでいたのですが、お弁当のことで頭がいっぱいで登山時のリュックに入れるのを失念していました。
登りはじめてから忘れたことに気づいたので、もういつおむつのキャパオーバーを迎えるのか、終始ソワソワなんです。
ですが私もよくほかのママ・パパに「おむつ1枚余ってない?」って聞かれる一度や二度ではないので、意外とよくある忘れ物なのかな~とも思っています。
リュックは大きめ!
山の麓は涼しいことが多く、我が家は早朝から出かけるのが好きなので出発するタイミングではたいていまだ上着を着ています。
標高があがるとどんな天気が待ち受けているのかわからないし、Tシャツだけで出発するわけには行かないので必ず持参します。
が、登山開始すると身体が温まり上着を脱ぐたくなるんですよね。
上着だけだと重量はさほどなくても、かさばるかさばる。なので次回は家族全員の上着が入るスペースのあるリュックにしようと決めました!
水は余るくらい持っていけ!
今日は涼しいし、水は重いし、気持ち少ないけどいいかなって位の量しか持たずに出発したのですが、途中で不足するのではないかと不安になりました。
暑いのもあったのですが、次男に対抗して長男も「じゃあ自分ももっと!」みたいな感じでまさかのがぶ飲み。
幸い下山が思いの外スムーズだったので最終的には足りたのですが、車に戻るまで内心落ち着かない自分がいました。
次回はリュックも大きいのを持参する予定だし、水も余らせるつもりで気持ち多めに持っていきます。
シートはあったほうがいい!
公園など行くときは芝生でも直に座っていたので、シートを持っていかない事が多いのですが、それは地面が湿っていない前提の話。
確実に座れるかどうかわからない地を訪れる旅行などの場合はズボラな私でもいつも小さいシートは持参していました。
が、コロナのせいで旅行から遠ざかっていたからなのか、久しぶりに遠出に浮足立ちすぎていたからなのか、そんな基本中の基本を忘れていました。
子供と一緒だとお腹がすいたら待ったなしで食事の時間にしないといけないので、芝生が湿っていてもすぐにお弁当が食べられる様にシートがあったほうがいいですね。
最後に
最後に登山をしていたのが長男がまだ赤ちゃんの時なので、その長男が自分の足で頑張って山を登っているのを見てとても嬉しく思いました。まだまだドイツはコロナが落ち着かなさそうですが、ファミリーハイキングはそんな時でも行けるので(コロナがなくても行ってたと思うけど)これからも家族でいろんなところに出かけて行きたいです。
そして早く家族揃って旅行ができる日が来ますように!