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先日、息子の4歳の誕生日会を行いました。
本当は冬生まれなのですが、日本に帰国していたり、家庭内で延々と風邪を引き回してたり、悪天候だったり、幼稚園のイベントがあったりで、なかなか機会がなく天気の良くなった5月に行うことにしました。
当日までの流れ、準備したこと、実際に開催してみてからの改善点など、これからドイツで誕生日パーティーを考えている方の参考になればと思い記録します。
誕生日パーティー、事前の準備
一番最初のアクション
まず私が1番最初にやったことは
- いつやるのか
- 誰を呼ぶのか
を決めることでした。
本来、日程的に1番良いのは当日に済ませてしまうことなんだろうけど、上記の通りなかなか難しかったので、もう私が親として都合が良い日をランダムに選出しました。
ちなみにドイツでは誕生日を迎える前にお祝いすることは不幸を招くと言われており、当日にお祝いできないのであれば誕生日が過ぎてからの日程を選ぶことが多いです。
招待客と招待状
招待人数の目安としては誕生日の年と同じだけの子供になるように調整すると比較的うまくいくと言われています。
息子は4歳だったので、本人入れてあと3人子供を呼びました。当日のプログラムを構成する関係上、招待した子はみな4歳〜5歳と歳の近い子たちです。
6歳の兄はお友達の家に預けることも検討したのですが、主役である弟本人の強い希望もあり、そのまま参加させました。
メンバーが決まったところでこの子たちの予定を抑えないといけないので、「詳細は後で送る」と伝えた上で、親御さんにその日が空いてるかをとりあえず確認だけしました。
2週間前だったので最優先で、予定だけ確保しました。ついでにアレルギーや食べられないもの(不耐症や宗教上の理由で)がないか、この時点で確認しておくと、後のプランニングが楽になります。
誕生日パーティー、事前の準備
その後、これらの作業に移ります。
- 招待状の作成
- 当日のプログラムの選定
- パーティーで提供するケーキとフード
一番最初のアクション
招待客と招待状
食事はパーティーが祝日の2時半から5時までと考えていたので、昼食を食べてくると想定して、大量には用意しませんでした。また砂糖が入りすぎると、子どもたちがシュガーハイになり、 収拾がつかなくなるので、野菜と果物などを中心に用意。甘いものはバースティーケーキと途中で配るゲームの景品の小分けのお菓子だけを用意しました。景品のお菓子はその場で食べて欲しくなかったので、小さな紙袋を人数分用意して、「ここに集めて持ち帰っていいよ!」と伝えることで、欲しい分をちょこっとだけ食べてあとは満足げにしまってくれます。普段幼稚園でお菓子とかはあまり食べる機会がないので、可愛く型抜きした野菜とかブルーベリーとか果物やSalzgebeck(クラッカー類)で満足してくれたのでよかったです。
予定が確定したら
ケーキは主役である息子が「火山のケーキ」をリクエスト。シンプルなケーキの真ん中にバニラクリームを流してもらい、切り分けたら溢れ出る仕掛けのあるものを作りました。中に流すクリームはクリーム色だったので、子供たちに好きに色をつけてもらい、それをみんなで山の中心に流し込み、みんなで火山を作作り上げました。
簡単な夕食
そしてパーティー終盤にはお腹が空くことを想定して、パン(Brötchen)とソーセージ(Winer)を用意しました。ただのBrötchenに湯煎したWinerをはさみ、お好みでケチャップとマスタードをつけるだけ。手軽だけど、シンプルでみんな大好きなのでバクバク。
当日のプログラム
当日のプログラムはできるだけ子供たちを飽きさせないように一つ一つ事前に考えておくのがコツです。順番に関しては決めておらず、子供たちの反応で進めました。
マジックショー
兄のマジックショー。最近マジックにはまっているので、それを弟とそのお友達相手に披露する小さなショーを開催してくれました。
1番喜んでいたのは「お兄ちゃんの手品をすごいでしょ!」って鼻高々に自慢していた弟で、とっても可愛かったです。
プレゼント開封
みんなが持ち寄ったプレゼントをただただ開封するだけ。ドイツではいただいたものはその場で開ける風習があります。「じゃあ後で」がないから、みんなでワイワイ言いながら開けてきます。誕生日のカードをもらった次男がカードを書いてくれた子に「今日は来てくれてありがとう」と伝えたときに、お友達が「僕こそ招待してくれてありがとう」という微笑まし言いやりとりがとっても可愛かったです。4歳同士でもこんなに立派にお礼を言い合えることに感動しました。
Topfschlagen(なべたたき)
そろそろ飽きてきたなぁと思った頃に3つ目のゲームを提案しました。それはドイツの誕生日に欠かせないトッフゥシュラーゲンと言うゲームです。直訳すると「鍋叩き」なんですが目隠しをした状態で家の中に逆さまに置いた鍋を探しあて、手に持っている木ベラで叩くゲームです。周りの子たちの合図だけで探し当てます。近ければ「heiß! (暑い)」、全然違う方向の場合は「kalt! (寒い)」と叫びながら、カンカンカンの音を目指して家の中を探し回ります。逆さまに置いた鍋の中にはハリボの小分けグミなどちょっとしたお菓子を入れておきました。
スライム作り
材料3つで簡単にでき、お土産にもなる最高のアクティビティーです。
スライムの材料
- のり(Tediで購入したBastelkleber)
- 重曹(緑の袋のKaiser Natron Pulver)
- コンタクトレンズの保存液(dmの一番安いやつ)
紙コップの半分くらいにのりを入れ、魔法の粉と称して小さじ半分ほどの重曹を入れて、最後に魔法の雫と称したコンタクト保存液を2周くらい垂らしていきます。この時ばかりはみんな静かに自分のコップをかき混ぜていました。
ただ遊ぶだけの時間
途中、好きに遊ばせる時間も確保しました。いただいたプレゼントをみんなで試してみたり、息子たちのおもちゃで遊ぶ時間です。この時間も確保しておいた方がいいと感じています。うまくいけばしばらくこのまま遊んでくれることも。
プレゼントに関して
私が毎回一番悩むのはプレゼントです。招待したタイミングで、何が欲しいの?何が好きなの?かとよく聞かれますよね。
ぶっちゃけ子どものおもちゃってもう家に大量にあるし、お店で欲しいもの聞くと絶対遊ばない様なもの指定してくるんですよね。
しかもお互い招待し合ったことがなく初めてとなるといくらが妥当なのか、どんなものを用意したらいいかとか毎回困ります。私は4歳の子に何十€も用意するのは気が引けるので、聞かれた場合は10ユーロ前後のプレゼントで伝えました。
ただ、もし室内遊園地やトランポリンパークなどの様な場所に招待された場合は、子ども一人当たりの入場金額相当のプレゼントを予算にしています。
今回は2人から聞かれたのでこのゲームをリクエストしました。どちらも4歳児にぴったりで、開封してからしばらくこれだけで子供たち同士で遊んでくれていました。
HALLI GALLI
バナナやブドウなどの果物が描かれているカードを同時にめくり、果物の合計が「5」になったらベルを先に鳴らした人が場のカードをもらえるゲーム。手持ちのカードの最後の1枚が無くなったら負け。反射神経と1〜5までの数字を合計する簡単な計算力が必要。
マグネットゲーム
20個の石を順番に区切られたスペースに設置していくゲーム。先に石がなくなった人の勝ち。マグネットなので、あまりに近くに置きすぎるとマグネット同士でくっついてしまう。石がくっついてしまった時にはその石をおいた人の手元に追加されてしまう。あまりに近くに置きすぎるとくっつくし、でも遠くにおくと今度は相手に空いたスペースに石を置かれてしまうし、欲張りすぎないいい距離感が大事になってくる。対戦型じゃなくても、一人でも遊べるのがよい。
パーティー終了
こんな感じで、パーティー序盤からは親もヘロヘロになり、お迎えが待ち遠しいのが本音。決められた時間にゾロゾロきてくれるので、事前に準備したお持ち帰り用のプチギフトとお菓子を持たせてさようなら!ご家庭によっては親にも上がってもらってみんなでケーキを食べたりコーヒーを提供したりする場合もありますが、これはもうどちらでもOK!
家でやるのが苦手な場合は無理して行う必要はなく、室内遊園地などに招待してもいいと思います。色々と誕生日パーティー用のイベントも用意されているので、どんどん活用して、少しでも親の負担を減らせたら最高ですね♪