日本から届いた荷物の関税を取り返すぞ!

息子の誕生日に日本から届いた荷物に関税がかけられてしまいました。

どう見ても贈り物(外箱に「お誕生日おめでとう!Happy Birthday!」と書かれていた)な上に、

金額だって45ユーロ以下。なのになぜ!?しかも実家と友達が送ってくれた2つの荷物に対して。。。

実家からの荷物に関しては、私と妹たちが幼い頃に使っていたおもちゃなので中古品(笑)

これのどこに関税をかけるのか、不思議でなりません。

郵便局のお姉さんも最近すごく多いのよね、と嘆いていました。

きちんとルールに従ってかけられた関税なら払いますが、こんないい加減なのはちょっと気に入らないので異議申し立てをしました。

何度も税関から、「サインが無いから無効です。」「あ、今度はこの書類が不足しています。」「銀行口座を知らせてくれないと何もできません。」とあの手この手で諦めさせようとしているのかと思わせるほどイライラさせる対応で、着手から3ヶ月たった今でも何も変化が訪れていないのですが、これまでの経過をまとめておこうと思っていた最中、なんと銀行口座に税関からの入金を知らせる通知が届きました。

きっとこれからも何度もこういうことがあるだろうから、忘備録としてまとめておこうと思います。

まずは事の発端から

不在票発見!え、ずっと家にいたけど。ピンポンならなかったんですけど。(ま、よくあるやつ。)

郵便局に行くと、荷物を人質ならぬ物質に関税を要求される。

ここで払わないと日本に送り返されるので、おとなしく払う。※かならず領収書等をもらう

計8ユーロ×2荷物分=16ユーロほど

内訳は関税2ユーロほど+郵便局が関税に立替えたという手数料6ユーロとのこと。

帰ってきてまず写真撮りました。それからなぜ関税を取られたのか調べまくり。

税関に異議申し立てをする前に

税関とコンタクトを取る前にすることはDeutschePostにAbgabenbescheidという書類を取り寄せます。

これは荷物を受け取ってから3ヶ月以内にやらないといけないみたいなので、要注意。

ここから申請します。

https://www.dhl.de/de/privatkunden/hilfe-kundenservice/formulare/abgabenbescheid-anfordern.html

必ず荷物に書いてある通りに申請してください。息子宛の荷物を私の名前で申請したら音沙汰なしでした。

申請を受け付けましたなどのフィードバックも何も無いので、申請できていないのかと思い二度に渡って申請したら後日Abgabenbescheidが2枚も届きました。

だいたい2週間位待ちました。長い、長すぎる。そして1週間を過ぎたあたりで申請できていないと思い、改めて申請したので、結果3通のAbgabenbescheidが手元に。。。最後に申請した書類は2通目が届いたすぐ後に来たので手続きにかかる時間はまちまちかもしれません。

まぁ届かないよりは良いと思うのでここはよし。

いよいよドイツ税関に異議申し立て

DHLから届いたAbgabenbescheidをもとに税関にメールをしましたが、数週間してから

「サインがないので無効です。また正式なフォーマットを使用してください。フォーマットはこちらから検索できます。」

と書かれた手紙が丁寧に届きました。

ご丁寧にリンクは貼られていたのですが、それは税関のトップページのリンクで異議申し立てのフォーマットは自分で探さなければなりませんでした。

さらに要請された情報を送った後、しばらくしたらダンボールに貼り付けられていた送り状のコピーと銀行口座を送るように言われました。

もう、一回で言ってよと思いますが、言われるがままここは従います。

必要な手続き

最終的にお金が無事に振り込まれるまでに必要だった手続きはこちらです。

  1. DHLから届いたAbgabenbescheid
  2. 正式な異議申し立てフォーマット
  3. 届いたダンボールにはられている税関告知書
  4. 返金を希望する銀行口座情報

Abgabenbescheid

まず1つめのAbgabenbescheidは上記を参考にしてください。

異議申し立てフォーマット

正式なフォーマットのリンクは毎回変わるため、ここに添付することもできないのですが、こちらのリンクの検索窓から「0223」と英数字で検索してください。

https://www.zoll.de/DE/Home/home_node.html

いくつものフォーマットが出てくるとは思いますが、「Formularnummer: 0223」の書類がそうです。

税関告知書(CN23)

届いたダンボールに添付されている「税関告知書(CN23)」のコピーなり写真なりが必要になるので、メールに添付します。

銀行口座情報

最後に必要になる情報は返金を希望する銀行口座の情報です。

これら4項目をまとめてメールします。

そして最後

メール送信後、あとはひたすら待ちます。特に「対応します」とかいうアナウンスもなく、10日ほどしたら口座にさらっと入金されていました。

な、長かった~!けれども意義を申し立てた荷物は2つなので、もう一方も返金がされるまであと一歩です。

そしてDHLの立替金6ユーロもなんとか返金してもらいたいのでもうしばらく私の戦いは続きます。